エアコンは嫌いです

都内某大学に通う文系大学生のメモ。

長い梅雨

ぼやぼやしていても夏はやってこない。半年記念日の江ノ島の日になってもまだ夏がきていなかったらどうしよう。

今年の梅雨はずるずると長いような気がする。一日中ずっと土砂降りの日はなくとも、基本的に曇りで夕立が襲ってくるような日が続く。ありがたいと言えばありがたいかもしれないが、夕立にやられた日は寝るまでブルーだ。

先日、どうしても丸亀製麺に行きたくなって、家に帰る途中の駅で降りた。改札をくぐったとき、ぱらぱらと雨が降っていたが、気にせず歩き始めた次の瞬間、瞬く間に土砂降りになった。その日はパソコンを持ち歩いていて、しかもリュックの口がジップで閉まるタイプではなかった。パソコンを守るためにリュックを前に抱えて歩いたが、風がとても強く傘をさしてもいられなかった。横殴りの雨。下着までびっしょり濡れた。

しばらくしたら雨は止んだが、せっかく丸亀製麺にここまでしてありついたというのに、気持ちは沈んでいた。なぜこのタイミングで雨が降るのか、なぜこのタイミングでわたしは外に出てしまったのか。しても仕方ない後悔が頭を離れてくれなかった。

朝は降っていなくて夕方降ってくる、または朝は少し降っていて昼間かなり降り、夕方には止んでいる日が多いのは、学校に通う上ではまあまあ助かる。

しかしそもそも雨というものが苦手で、曇りの日には頭痛に苦しめられている身としては、梅雨という季節自体が苦痛で仕方ない。

夏もそこまで好きではない。冬も嫌いだ。春も花粉がつらいから好きじゃない。好きなのは秋。

しかし、春には春、夏には夏、冬には冬にするからオツなこともある。

春の花見、夏のかき氷やアイスクリーム、冬のこたつと鍋。それらはとてもすきだ。梅雨にはなにもない。梅雨するからこそ良い、などということはない。だからたちが悪い。

けれど梅雨がなければ、きれいなあじさいは見られないし、美しい川も干からびてしまう。夏を存分に楽しむために梅雨があるのだから、今はしばし耐えるしかないようだ。